今年で第2回目となる相模原市認知症キャラバン・メイトの活動報告会を、
3月4日(土)14時よりあじさい会館ホールにて開催いたしました。
今年の活動報告4事例をご紹介します。
1:大野北中学校における認知症サポーター養成講座の取り組み
中学1年生全体に向けた講座を開催した際、担当の先生とご相談し、全クラスで生徒さんによる寸劇を行うこととなりました。自分たちで、認知症の方への対応で、『悪い例』『良い例』を演じながら、実際に自分だったら認知症の症状のある方へどんな接し方が出来るだろうか?と真剣に考える講座となりました。
今回は実際に中学1年生の生徒さんが先生と一緒に来てくださり、寸劇の様子を披露してくれました!!
2:広めよう!認知症サポーターの輪~大野台地区の取り組み~
大野台高齢者支援センターさんと地域の民生委員さんとが協力して、地域で開催した認知症サポーター養成講座の取り組みについて発表をしてくれました。
大野台地区では、これまで認知症サポーター養成講座を公民館(共催含む)自治会、老人会、特別養護老人ホーム、小規模多機能居宅介護施設などで開催をしてきました。
参加してくださる方は比較的60歳以上の方が多く、若い世代の方への働きかけが必要ではないか、ということで、学区内の小学校中学校へ働きかけ、開催してきた取り組みを発表してくださいました!!
3:Aさんを地域のみんなで支えるために
~認知症サポーター養成講座をきっかけとした地域づくり~
横山高齢者支援センターが中心となり、Aさんという認知症の症状がみられる当事者の方を中心とした取り組みについて、発表がありました。
認知症サポーター養成講座を開催、それをきっかけとして、向こう三軒両隣会議も開催。
地域全体でAさんとの関わりを考えていく中で、認知症になっても住みやすい街づくりの一歩となる取り組みを発表してくださいました。
4:キャラバン・メイト活動から発展した認知症の人とサポーターの交流活動
今年は、なんと!相模原市のキャラバン・メイトさんの活動が、全国のキャラバンメイト連絡会が主催する「優良事例」に選ばれ、表彰されました!!
その活動が「じょいふるカフェ会」の活動です。
2月に全国の表彰式で発表された内容を、今回、相模原でもご発表頂きました!!
上記の発表後パネルディスカッションを行い、今回発表してくださった方々と今後の活動について有意義なお話がなされました。
人に迷惑をかけてはいけない、と学び育った私たちが、「“迷惑をかけてもいい”関係づくり・街づくり」をどうやって進めていくか、そして、このキャラバン・メイト活動報告会の会場の来場者が年々増えていく事が、相模原が認知症になっても安心してつながる街につながっていく事を願いつつ、いつか会場がいっぱいになるまで、みんなで活動をし続けていこう!と思いを新たにする機会となりました。
報告者:糠信千代子