相模原市キャラバン・メイト現任研修会を開催しました。(2017.11.26)

  平成29年11月26日(日)、相模原市キャラバン・メイト現任研修会を開催しました。

これまでは講師をお招きしての研修会でしたが、今回は、キャラバンメイト連絡会が講師やファシリテーターになり実施いたしました。

1部では、「相模原市版テキストを読み込む」と題して、連絡会会長の市川勝講師により、相模原市版に変わったテキストの解説とその内容の伝え方を講義していただきました。
養成講座ではどのように伝えればいいか、テキストの最初のページから一つひとつ、スライドを使った丁寧な説明で、素晴らしいお手本となる内容でした。認知症サポーター数が4か月ごとに更新されることや新オレンジプラン、認知症予防と社会参加の重要性などなど、すぐに取り組みたいことばかりでした。

2部は、「受講者に合わせた認知症サポーター養成講座開催上の工夫」。
今更聞きにくい疑問、それぞれのメイトが持っている認サポ講座用のツールや工夫を共有することで、認知症キャラバン・メイトとしての引き出しを増やすにはどうすればいいかをテーマにグループに分かれて話し合い、それぞれ発表してもらいました。

一部を紹介すると・・・
・これまでの講座では実体験に基づいた話に興味を持たれていた。当事者に来てもらうのもありかも。
・今日の講座のパワーポイントの内容を資料として配布して欲しかった。
・専門的な言葉ではなくて、伝わる言葉に言いかえて、わかりやすい講座になるように努めている。
・講義だけでなく、対象者に合わせて、寸劇・グループワークを行っている。さらに打合せで、ありがちな事例をもらい寸劇をつくるなどの工夫をしている。
・小中高、薬局などで講座を開催。前半を講義、後半を対象者により変更している。小学校は「やっぱりサブちゃんが好き」などが好評。
・最後に話したものが記憶に残りやすいので、大事なことは最後にもう一度話すと良いと思う。
・ パワーポイントなどの教材のダウンロードを希望。

市川講師からは、
・市版テキストに家族会について記載している。また、連絡会にも家族会のメンバーがいるので、相談してくれれば対応可能かもしれない。
・最新のニュースをウェブサイトなどを見て講座に取り入れると興味を引き出しやすい。
・打合せで困ったことの事例をもとに、「4つのない、7つのポイント」をもとに考えてもらう。
 ”生じやすい気持ちのズレ”はどんなところか
 対応のヒントとしては「症状の理解」「気持ちを理解する」「適切な機関につなげる」
などのアドバイスがありました。

 

 

要望のあった教材のダウンロードなどについては、画像などの著作権の問題もあるので、連絡会や市とも相談して対応していきたいとのことです。

報告者 鶴山

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